現役で活躍する作業療法士(OT)が投資で資産構築を目指すブログです。資格をとれば安定した生活ができるという考えはもう古いです。将来不安が予想される中、どうすれば安定した生活を送れるか一緒に探していきましょう!

僕よりも後輩の作業療法士に向けたメッセージ(住宅編 その3)

こんにちは!前回と前々回の記事で僕が賃貸派である理由を共有させてもらいましたが、持ち家に関して、個人的に疑問に思っている事がまだあるので、それについて僕の考えを共有したいと思います。

なぜ、持ち家を持っている人が多いのか?

僕ら世代は、生まれて物心がついたときには、持ち家が多かったです。なので、持ち家を持つことに対して、何の抵抗感もなく一種の常識だと思うことでしょう。

じゃあ、いつからそれが当たり前になったんだろうと疑問に思うようになり、調べてみると、僕の解釈だと『戦後の住宅不足』がことの発端だと思います。

戦後で多くの家が失ったことにより、国が住宅政策を進めていきました。1950年には「住宅金融公庫法」ができました。いわゆる『住宅ローン』のことです。

『住宅ローン』は、中間層が持ち家を取得することを推し進めました。その当時は生きていないので、分からないですが、色んな広告で、持ち家を持つ事がステータスのような広告もしていたのではないかと思います。

日本人は、周りの人からどう見られるかを重視するので、一気に持ち家を所有する人が増えたと思います。さらには、高度経済成長期もあったことで、中間層も増えて、持ち家を所有できる人が増えたことも拍車がかかった要因だと思います。

たしかに、経済が成長している時期は、人口も増えてましたし、お金を使うことで、会社の売上に貢献して、その会社の給料も増える。そうすると、消費が増え、自分の会社の売上も上がるという好循環でしたし、戦後で住宅そのものが不足していたのであれば、自分で住む場所を確保するというのも理解できます。

ということは、持ち家を所有するというのは、昭和時代の価値観ですよね。今は、平成が終わって令和になっていますが、その価値観ってどうなんだろうと個人的に思っています。僕の場合は、別に持ち家を所有していることがステータスになるとは思ってませんし、持ち家を所有していなくても他の人と比べて劣等感を持つこともないです。

僕はあまり言われてないですが、親からそろそろ家を建てないのか?と言われる人もいると思いますが、親より上の世代はそれが常識だったので、何の悪気もないと思います。

ですが、僕は「周りがやっているから」「みんなが持っているから」ということだけでは、流されないようにしています。本当に自分に必要なのか、考えるようにしています。

住宅ローンも借金だけど、他の借金と比べて、なんか特別扱いをされていない?

僕は、昔お金が無かったときに、5万円キャッシングで借りたことがありました。そのことを友人に話すと心配そうな顔で「えっ、大丈夫なの?」と言われました。お金が入ってくるアテがあったので、僕としては何も気にしてなかったのですが、友人の反応をみて『借金=悪い事』なんだなと思いました。

ですが、もし、同じ友人に5万円のキャッシングではなくて、「住宅ローンで3000万円借りたよ」と言った場合はどうなりそうですか?たぶんですけど、心配な顔をすることはないでしょう。当たり前だろみたいな感じになると思います。

でも、借金というカテゴリーとして捉えると「キャッシング」も「住宅ローン」も同じ借金ですよね?

僕の考えですけど、前述したとおり、「持ち家を所有するのに、住宅ローンを利用する人が多い」から抵抗感が少ないんだと思っています。「みんながやっていれば怖くない」みたいな感じですかね。

国としても「住宅ローン減税制度」というのを作っているので、国も推していますよね。それにCMなどの広告も多いと思います。某CMでは「20代のマイホーム」みたいなCMをやっていましたが、あれを何度も見ていたら「20代でも家を持つのが当たり前だよね」みたいな印象を持つようになりますよね。

これは、極端かもしれませんが、僕の考えとして、住宅ローンを30年や35年で組むということは「私は30年、35年間働き続けます」宣言をしているように思ってしまいます。僕としては、家のためには働きたくないなという考えです。

最終的な判断は自己判断と自己責任でお願いします。皆さんの考えるきっかけになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!