僕よりも後輩の作業療法士に向けたメッセージ(住宅編 その2)
おはようございます!今日は、前回に引き続き、「住宅」に関しての個人的な考えを共有したいと思います。
前回までは、僕が賃貸派である理由を一つ説明したので、残りの2つを説明していきたいと思います。
生活環境は変化する
②家族の減少がある
新築の戸建てを建てる場合、「結婚→出産→マイホーム」という流れの人が多いと説明しましたが、子ども達と一緒に生活している間は、広いリビングや部屋数が必要になりますが、子ども達が独立していって、親元を離れることまで想定していますか?
今の時代は、半分以上の子どもが進学や就職で実家から出ていると思います。僕も高校卒業してから実家を出ていまして、12年間は親と離れて暮らしています。実家は、僕が6歳のときに新築で建ったので、僕は12年間しか住んでいません。
病院で働いていたときに、患者さんの生活環境を確認するのですが、ほとんどの人が夫婦で持ち家に住んでいるパターンが圧倒的に多かったです。
そのときに、よく聞いたのが「子ども達が出ていったら、こんな広くなくてもいい」です。
このときに、僕が思ったのは「家族の人数に合わせて、住む環境を変えた方がいいのかな」です。新築の戸建てを建てた場合、30年か35年ローンになるため、子どもが独立してもローンが残っている可能性が高いので、子どもが独立したからと言って、住む環境をすぐには変えられにくいですよね。
あとは、配偶者の死別や離婚という可能性もあるわけであって、もし、そうなった場合に、1人で広い一軒家に住むのか?ということです。もし、再婚したとしても新しい配偶者が、その一軒家に住んでくれるとは限らないですよね。
なので、賃貸派です。そのときの家族の人数に合わせて、部屋の広さを変えられるというメリットの方が賃貸のデメリットよりも上回ります。これも、個人の価値観ですので、自分に当てはめて考えてみて下さい。
作業療法士の資格の特権
③身動きがとりにくい
最後の理由として、『身動きがとりにくい』と挙げましたが、この意味は「作業療法士は資格を持っているので、47都道府県のどこでも働くことができます(※働く環境を選ばなければ)。しかも、給料もだいたい同じぐらいは貰えるケースが多いので、中途で別な職場に移ったとしても前職とあまり変わらない給料を貰える」ということです。
逆に、一般の会社員となると、一つの会社でずっと働き続けることで給料は上がっていきますが、別な会社に転職すると、前と同じような給料は貰えるのは難しいと思われます(※ヘッドハンティングとかは別ですよ)。
つまり、作業療法士は、他の会社員より給料が変わらないので、住む場所を選べるメリットがあると思います。
そう考えると、新築の戸建てを建てた場合は、自分がどこか住みたい場所や働きたい場所があった時に、すぐに動けなくなってしまう可能性が高いと思います。
もし、家を売却して引っ越そうとしても、売却価格がローンの残価よりも高い価格になればいいですが、日本の場合はそうならない場合の方が多いと思います。つまり、数百万円の借金を背負ってまで、引っ越すのか?ということです。
僕も、新卒で函館に住んで、今は青森に戻ってましたが、「北海道もよかったな~。住みやすかったよね」みたいな話を今でも嫁としています。
どこに住みたいのか?どんな仕事をしたいのか?というのは、常に変わると思いますし、例えばですが、東京や大阪で自分のやってみたい仕事があるとなった時に、家を持っていた場合は、踏ん切りがつきにくいですよね。
そうなりたくないので、僕は賃貸派です。
最終的な判断は自己判断と自己責任でお願いします。皆さんの考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!