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そもそも、健康保険の役割は?

どうも!一昨日に、「SA-CUS 世界で一番楽しい学校」というイベントをオンライン配信で観て、自分は変わったと思い込んでいる福井です。

前回に生命保険について考えを述べたので、今日は健康保険について僕が知っている知識を共有したいと思います。

健康保険だけでも十分?

働いている方であれば、毎月の給料から「健康保険料」を引かれていると思います。ですが、その健康保険料で、どんなことが保障されているか理解していますか?

➀自己負担が原則3割

これは、世の中のほとんどの人が知っていることだと思います。しかし、この自己負担には上限がある事は知っていますか?例えば、入院などで1ヶ月100万円かかった場合、3割負担だと30万円と思うでしょうが、実際はもっと安く済みます。僕は、嫁が出産で入院した時に知りました。それは高額療養費制度というものです。以下で説明します。

②高額療養費制度

同じ月にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合に使う事ができます。自己負担額の上限を超えた分が、あとで払い戻されるという制度です。自己負担額の上限は、年齢と収入で決まります。実際に、嫁が出産で入院した時にこの制度を利用して、10万円も支払わなかったと思います(※記憶が曖昧ですww)。この制度は、知らない人も多いのではないかと思います。病院に勤めていましたが僕も使うまで知らなかったです…

③扶養制度

これは、自営業やフリーランスの方が加入する「国民健康保険」には無い制度です。もし、妻と子どもが1人いた場合は3人分の保険料を負担する必要があります。しかし、「健康保険」だと夫の扶養に妻と子どもを入れると、妻と子どもの保険料を負担する必要がありません。これも、社会人であれば、ほとんどの人が知っていると思います。

④傷病手当金

病気やケガで働けなくなった時に、生活を保障するために健康保険から支給されるお金です。色々と条件はありますが、簡単に説明すると、病気やケガで4日以上仕事に就けず、給与の支払いが無かった時です。受給期間は、最大で1年6カ月であり、受給額は収入の2/3程度です。僕は、嫁がつわりで入院した時に調べて知りました。

僕が入職して3年目ぐらいのときに、自転車で転んで両手の手背を擦り剥いて、皮膚がえぐれて1週間ほど休んだ事がありましたが、その時はこの制度の事を知らなかったです。もし、申請していたら傷病手当金が支給されていたんじゃないかと思います。まぁ、そのときは有給休暇が余っていたので、全て有給休暇で消化したので別に給料は変わらなかったですがww。

でも、後輩の職員がケガをして2週間ほど休んだ事があり、全て有給休暇で消化して有給休暇が無くなったと聞いたときに、傷病手当金の事を説明したら驚いていました。やはり、知っていると知らないでは大きい差がありますよね。

⑤出産手当金

産休に入ったときに、会社から給与の支払いが無かった時に、支給されるお金です。受給額は傷病手当金と同様に収入の2/3程度です。この出産手当金は、健康保険の加入者のみが受け取れます。つまり、夫の扶養に入っている人は貰えません。

産休に入ったときと言いましたが、細かい日数も決められていて、出産日以前42日(6週)から出産日翌日56日(8週)までの範囲で会社を休んだ日数分が支給されます。なので、早めに産休に入ったからといって、その日から貰えるワケではありませんので注意して下さい。

ざっと、説明しましたが、健康保険だけでも、最低限の保障があると思います。健康保険だけでは不十分な部分に対してのみ民間の保険に加入するのが賢い選択だと思います。

不十分な部分というのは「自動車保険」「火災保険」「生命保険」(※自分が亡くなったら、生活に困る家族がいる場合)かなって思います。

「がん保険」は?と思う方もいると思いますが、20代~40代でがんになる確率って低いと思いますし、もし、がんになったとしても高額療養費制度があるので、払ったとしても約10万円前後になると思います。

ただ、個人での価値観の違いもあると思うので、そこは自分自身が納得する選択肢を取る事が良いと思います。いつも言う「人の意見に流されず、自分で考える」ということです。

この情報を知った結果、僕は「がん保険」を解約したいと思ったので、なんとか嫁を説得して解約したいなと思っていますww。

最終的な判断は皆さん自分自身で考えてください。皆さんの考えるきっかけになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!